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GORE-TEX(ゴアテックス)の靴はなぜ良いのか

防水で普段使いの靴を買う人を見かけると、必ずと行っていいほど「GORE-TEX」素材を使用した靴をおすすめしています。
特にビジネスシューズやパンプス、フォーマルなデザインだと特にそうです。なぜ、GORE-TEXが良いのかについてまとめます。

GORE-TEXとは?


GORE-TEXとは素材の名前です。具体的には画像のようなものです。こちらがGORE-TEXメンブレン。一見すると、メガネ拭きのような、滑り止めのような生地。
高い防水性能と透湿性を持ち合わせた、私のおすすめです。


GORE-TEXマークの付いているものは、画像のような生地が、靴の外側(革など外側から見える部分)と内側(肌に触れる部分)の間に挟まっています。
こちらがGORE-TEXの性能のポイントです。

防水性能

GORE-TEXは高い防水性能を持っています。他の防水フィルムが入った靴は「○時間、水に浸かっていても大丈夫」という表記がされ、水に浸かり続けると浸水します。
GORE-TEXは基本的に浸水しないと考えてもらって大丈夫です。私が使用していて、雨で靴がズブズブになってしまったことは一度もありません。
ほぼほぼ完全防水と思っているのですが、メーカー的には完全防水とは言えないと聞いています。GORE-TEXには小さな穴が空いており、水は侵入させないが、水蒸気は外に出すことができます。外気や生地の状態によって性能を活かしきれない場合がなくもないそうです。
ただ完全防水を求めるなら、隙間のない一体成型のゴム長靴などを履くのが良いでしょう。

透湿性能

透湿というと少し馴染みが薄い言葉ですね。透湿性能とは、汗を逃し、雨や水の外部からの侵入を防ぐ性能です。”防水なのにムレにくい”を求めるなら透湿性能が高いものを選びましょう。
ちなみに長靴はゴムの一体成型なので、透湿性能は限りなく低いです。

GORE-TEX素材の靴は、大体の製品がムレにくいはずです。あやふやな書き方をするのは、透湿性能はGORE-TEXの外側の素材にも依存するからです。
これは例え話ですが、ゴム長靴の中にGORE-TEX素材を使用したところでムレなくなるわけではありません。GORE-TEXが水分を外に出してもゴムに阻まれて靴の中で滞ってしまいます。

生地や本革であれば通気性もあり、GORE-TEXの効果を活かすことができます。
ただし、外気の湿度が高すぎる場合は水蒸気が出ていくスキがないためムレてしまう場合があります。

GORE-TEXのメリット


高い防水・透湿性能ということで、良いものなのはわかったが防水なら他の靴でも良いのでは?という疑問もあるでしょう。GORE-TEXを使用した靴には、使用していない靴と比べて明らかなメリットがあります。

長く続く防水性能

他の防水コーティングや防水フィルムを入れる方法とは違い性能が長持ちします。防水コーティングは、使用すればするほどコーティングが落ちて効果が薄れていきますし、中途半端な防水フィルムは破けたりと言った劣化が早いです。
GORE-TEXの靴の場合、GORE-TEX生地の劣化による破損で防水性は落ちますが、それでも他のものと比べて保ちがいいと私は感じています。コーティング系と比べると一目瞭然な差があります。

安心の製品チェック

GORE-TEXの証をタグでつける場合、厳しい審査があるそうです。インタビュー記事を見てみると、「ジャケットであればフードがない場合は水が侵入するのでマークを付けてはいけない」「縫製が良くない製品は、縫製の隙間より水が侵入するのでだめ」と厳しい審査があるようです。
GORE-TEX製品としてマークの付いているものは厳しい審査を通過した、より実用的かつ安心な製品ということがわかります。

GORE-TEXのちょっと気になるところ

価格が高い

性能が良い分、高いです。これはもう仕方のないポイントでしょう。

革は水に弱いから


革は水に弱いのでGORE-TEXの革靴はちょっと気をつけるポイントがあります。
それは、革自体の防水性能です。
最初に述べたように生地が、靴の外側(革など外側から見える部分)と内側(肌に触れる部分)の間に挟まっています。ということは、靴の外側の生地や革にも水が侵入するわけではありません。ここでポイントなのが革自体にもコーティングがされているか否か。たいていの革靴にはコーティングされています。しかし、コーティングはそのうち落ちていきますので、「GORE-TEXは防水だからどれだけ雑に水に入ろうと問題ない」と思ってしまうとそれは間違いです。
革自体は水に弱いので、徐々に劣化していきます。
GORE-TEXを使用している靴だとしても、他の革靴と同じように[sc-mg]”保革”は必須[/sc-mg]になります。水に触れたまま、放置するとカビが生えたり革がひび割れたりする可能性があります。最低でも、他の靴と同じようにブラッシングと汚れ落とし、クリームを塗って保革までは行うのがおすすめです。水に触れる回数が多い分、革が乾燥してしまいますから。

どの靴でもお手入れするので

GORE-TEXだからといって特殊なお手入れを推奨しているわけではないので、そこまでのデメリットではないです。他の靴とまとめてぱっぱと作業してしまえばいいのです。
ただ、水に濡れる機会が多いので、より一層注意が必要ではあります。

外回りの仕事や通勤時に雨に濡れて靴がぐちゃぐちゃ、靴下もズブズブということがなくなるのはとても楽なので、防水の革靴を一足持っておくととても便利です。普段遣いとしても優秀ですし、デザインのスマートさを維持したまま、防水が手に入るGORE-TEXはとても良い製品だと私は感じています。