隣の席の同僚がPCのキーボードを押すときに、必要以上に高い位置からねじり込むようにタイピングしています。
ここ数ヶ月ずっとそれがストレスで、なんとかできないものかと色々試してみたのでその結果をまとめます。
まず、私の実体験で解消されたのは2回ありました。
最も効果があったのは「わかります」という一言
結果から述べると、最も効果があったのは話しかけることでした。ちょっと複雑な話の流れだったのですが
「わかりますよー。あんな言い方されたらイラッとしますよねー」
と言ったことで解決しました。
隣の席のAさんのキーボードが毎日うるさかったのですが、ある日Aさんが上司に仕事の些細なミスを注意されていました。かなり些細なミスですぐに修正できる内容だったのですが、「いつもこんなやり方をしているの?」「誰かに教えてもらえなかったの?」と質問攻めされるような詰め方をされていました。隣で聞いていて精神的にキツイと感じる雰囲気。
それが収まってしばらくして、Aさんがまた騒がしいタイピングを始めたので、
「わかりますよー。あんな言い方されたらイラッとしますよねー」
と共感しつつ愚痴を聞き、話を誘導して、「でもキーボードにあたっちゃだめですよー」とマイルドに話を終了させました。
Aさんは「え?キーボード?」という顔をしていましたが、あとになって察してくれたのか、最近では静かにタイピングをしてくれています。
怒られたAさんに被せるような形でストレスを与えて申し訳ないのですが、これが一番効果がありました。
控えめな同僚のはずなのに……
パートタイマーで控えめな気を使いがちな同僚Bさん。しかしタイピングはうるさく、申し訳ないがちょっとストレスを感じていました。
底までしっかりえぐりこむようなタイピング。机が隣接しているせいで激しめのタイピング音が聞こえます。「いや、そこまで押さなくても……」と感じていたBさんについて、他の相談役的ポジションの同僚に相談したところ
「あっBさんのキーボード押しにくいと思っていたんですよ!」と一言。疑問に感じて「どういうことですか?」と説明を求めたところ、中途半端な時期に採用されたパートタイマーのBさんには前任者のPC、キーボードなどが割り当てられ、壊れたキーボードがあたっていたそうですl
本人は全く悪くなく、教育係的に割り当てられた方が異変に気づいていたもののすぐに対応しなかったために、壊れたキーボードを使い続けたようです。
本人としてもストレスを多少感じていたに違いありません。ストレスを感じることもあるでしょう。本来は早めに相談を受けられればいいのですが……。そうもいかないとき、先輩である人からヒアリングすることが大切。相談しないor相談しづらくて解決できない部分もあるかもしれませんが、相談することで解決することもあるでしょう。
他に色々試した方法
一番効果があったのは上の方法でしたが、他にも色々試しました。
「キーボードの下に布を敷く」を提案
えぐりこむようにキーボードをタイピングするので、隣接している机同士で振動が伝わります。
「キーボード強く打ってて申し訳ないので」と言いながら自分のキーボードに布を敷いてアピールしてみました。「いえいえ全然気になりませんよー」とフォローされただけで効果はありませんでした。
自分も強くタイピングしてみたが逆効果
うるさい人が隣にいれば自分のタイピングについても省みるのではないかと思いやってみました。
声が大きい人が声を大きい人に何も思わないように、特に何も変化がありませんでした。
むしろ、自分が音の大きさにイライラしてしまい逆効果。指や腕が無駄に疲れるし、効果もなくてストレスも貯まるのでやる意味もないかと思います。
耳栓をしてみたが長期的に考えると……
自分が気にならなければいいと思うので、耳に耳栓をつけました。完全防音ではなくノイズを軽減するようなタイプの耳栓が販売されているので、それを使っていましたが毎日耳栓をしているわけにもいかず、使えないときはストレスが溜まってしまいました。
会社の規則等で怒られてしまうこともあるので万人にはおすすめできませんし、外耳炎など耳に悪影響も与えてしまう可能性があるのであまり良くないと思います。
キーボードを変えた
しれっと他のキーボードに変えました。しかし、一般的な会社はパソコンを購入したときに付属してくる程度のキーボードしかないので変化は特にありませんでした。
変えるときは、当人が長めのお休みのときにしれっと実行しましょう。
席替えで物理的に距離を置いた
これは以前書いた記事「マウス・キーボードがうるさい同僚への対処法」の後に実行したのですが、物理的に席替えをしました。
部署内の偉い人に裏でコソコソと相談しました。
「タイピングがうるさすぎて耐えられないので、〇〇さんと席を話してほしいです」
よっぽど意地の悪い人ではない限り配慮してくれるでしょう。
今回は席替え後に採用された方だったので強制的に隣になりました。
なんとなくキーボードやマウス操作がうるさい人はわかる
個人的に「この人は色々うるさそうだな」と思う人はわかるようになりました。
パソコン操作がうるさい人は、何をしていてもうるさいです。足音も大きく、椅子に座るときはドカッと座り、クチャラー率も高い。音を立てることへの抵抗が根本的にないのだと思います。今までの生活環境の違いであり、大人になっても変化はあまりできないでしょう。
物音が気になって仕方がないこの記事を読んでいるような方は神経質で生活音も小さめな人が多いと思います。結局相容れないのでどちらかが折れるか棲み分けをするしかないのではないかと思います。
まとめ
当ブログでは一切の人間関係や社会的責任についての保証はいたしかねます。あくまで自己責任で実行してください。
2019年1月に「マウス・キーボードがうるさい同僚への対処法」という記事も書いています。
過去記事と今回の記事は別の同僚です。オフィス騒音問題とは一生戦い続けなければいけない……。