Astroのゲーミングヘッドセット「A10」は、ある一点を除いて入門におすすめ！｜ソデメモ

Astro（アストロ）のゲーミングヘッドセット「A10」の実際に使用して一ヶ月レビューです。

ミックスアンプで各所のゲーミングヘッドセットレビューで評判の「Astro」。「A10」はそちらの最も安いモデルです。他の製品は1万4,000円～という感じなのですが、こちらはおおよそ6,000円で購入することができます。（2020/05/07現在のAmazon価格参照）
ゲーミングヘッドフォンの中でも低価格帯になります。

費用面だけ見るとかなりコスパが良さそうなのですが、実際に使ってみると1つだけ大きな問題点が……。

これ1つでどのハードにも対応！

「A10」の良いところは、1つ買えば必要な備品が全てついていてPC・PS4・Switchと様々なデバイスに対応してくれるところ。

パッケージ内容はこんな感じ。
・ヘッドセット本体
・音量ケーブル
・PC用変換プラグ

私は近所の家電量販店で購入したのですが、ネットで購入したレビューをいくつか眺めていたところ「変換プラグがないよ！」と書いている方もいらっしゃいました。販売時期等にもよるのかな。

変換プラグを挿せばWindowsPCに多いマイクスピーカー挿し口が分かれた形式にも対応してくれます。
変換プラグなしでもPS4はそのままコントローラーに挿すだけでOK。

Amazonの記載ミス……？
Amazonの方で購入内容を確認しようとパッケージ内容を見ていましたが、
「Micro-USBケーブル（3m）、SLinkケーブル（3m）、デイジーチェーンケーブル（0.5m）」
こちらは同梱されていなかったので注意してください。Amazonさんの記載ミスかな？

A10の使い心地は？

マイクヘッドホンともに音質は○

さすが有名メーカーだけあって音質は良い感じです。

SONYのPS4純正ヘッドセット「ワイヤレスサラウンドヘッドセット (CUHJ-15001)」と比較してみたのですが、マイクについては一緒にゲームをする分には違いがわからないクオリティのようです。
「ヘッドセット変えたことはわかる？」とフレンドに尋ねてみましたが、「いわれてみればちょっと違うかも」くらいの違和感でした。

ヘッドホン音質は若干劣るかなと感じています。そこまで明確に差はないのですが、PS4純正のほうがシャープな印象で足音が明瞭だった気がします。
しかし音質は悪くないです。価格面と比較するとかなりコスパが良いかと思います。

足音はしっかりと聞き取ることができるので精密な音を聞き分けたいFPSにも対応してくれます。おおよその方向は聞き分けられるかと思います。

7.1chサラウンドサウンドは対応しているのか？

FPSを楽しむなら確実にほしい7.1ch。商品の箱には記載がないのですが、Amazonの商品名には記載があります。どっちなんだろうと思ったのですが、どうやらかなり限定的な機能のようです。
評価の高い「ASTRO MixAmp Pro TR」を使うことで7.1chにもできるよというような記載らしいです。こちらの商品単体では7.1chは実現されていないそうです。

この点についてはちょっと残念

ハードに使えて故障はしなさそうだが……

このヘッドセットの特徴として、ヘッドバンドがかなり柔軟です。画像のようにグニっと曲げても大丈夫。素材全体はチープな感じですが耐久性には自信ありとのことですよ。
価格帯的にもヘッドセット入門の若い方に良い製品かもしれません。

クッションとイヤーパッドは生地のふんわりとした素材感です。イヤーパッドは普通ですが、クッションは頭頂部の密着する部分にちょこんとあるだけで若干衝撃を受けました。確かに合理的ですが。

この使いやすさについて、一点気になることとして私は普段4時間程度続けてゲームをすることが多いので長時間の使用が前提となります。
女性の普通サイズの頭の私には締めつけ感はあまりなく使い始めはとても調子が良いのですが、長時間使用していると頭頂部が痛くなります。だいたい1時間半使ったあとくらいかな。
おそらく原因として考えられるのが「重さ」。若干他の製品と比べて重たいのかなと感じる345g。
缶ビール一缶分が頭に乗っています。また頭頂部のクッション面積が狭いため、そこに重さが集中してかかってしまい痛くなるのかなと想像しています。
結構ストレスなので購入を検討する際は気にしてみてほしいです。