ドール・フィギュア・プラモ

ドール初心者がハルモニアブルームの素体をお迎えして、早速メイクした

今まで、フィギュア(figma)→美少女プラモデル(メガミデバイス・チトセリウム)と可動式フィギュア大好き人間だったのですが、ハルモニアブルームのスズランちゃんを見てからドールへの興味が止められなくなっていました。

Harmonia bloom(ハルモニアブルーム)とは?


Harmonia bloom(ハルモニアブルーム)とはフィギュアやグッズを製造・販売しているグッドスマイルカンパニーから発売しているドールシリーズです。2019年9月に最初のドール「スズラン」が発売されました。ABS(合成樹脂)&PVC(
ポリ塩化ビニル)製で素材はねんどろいどと同じかな?

公式の画像なのですが、スズランちゃんが非常にかわいいです。

デザインとしては頭部が大きく、首が細く長く、下半身が大きめなのが特徴。幼児体型っぽくもありますが、デフォルメされた女性という印象も強く出ます。
ドールについてあまり詳しくないのですが、まぶたを閉じれるギミックはこのシリーズにはありません。

どうして素体を買ったの?

先程紹介したスズランのようなウィッグやアイ、服など小物が揃ったようなものが存在するなか、どうして素体を購入したのか。
それは、好みの子がすぐに欲しかったからです。

スズランちゃんが最も好みだったのですが、再販の告知などなく当分は手に入らないであろうと想像されます。販売時期が近いユリやドロシーもいましたが、なんとなく自分の中で踏み込みきれないハードルがありました。(価格的にも4万円以上するので、しっかり自分の中で消化してから購入したかった)

そこで、様々なラインナップを見ていたところ素体が1万7千円でした。いっそのこと自分で作ってしまえばいいのではないかと気付き、その日の夜には注文を完了していたのです。
amazonで何も考えずに注文し、その翌々日には手元に届きました。

素体をメイクしよう

届く前日、ネットでただひたすらどういった方法でカスタマイズすればいいかを検索しました。最も参考になったのはワルソネコさんのYouTube動画。喋りながら、メイクの実際の作業をすべて動画化されています。今回使う道具も大きく影響されています。

用意した道具

ホルベイン パンパステル(22803 オレンジ シェード)
・ホルベインソフトパステル 197 864 208
・カランダッシュ 水彩色鉛筆 059 063 055
・セリアで買ったチークブラシ、シャドウブラシ
・面相筆(豚毛)
・メラミンスポンジ




「ホルベイン パンパステル」は特に使ってよかった製品で、ノリが良く発色もきれいです。全体のシャドウを乗せたのですが、きれいにムラなく仕上がってとても気に入りました。100均のチークブラシでフワフワとするだけで良い感じ。
一個あたりの容量が多いことと、値段が800円と若干お高めなのが悩む部分です。ポイントメイクには多すぎるかも。普段からパステルを使う方なら良い。


「ホルベインソフトパステル」はちょっとむずかしかったです。197(ピンク)はよく発色してくれてチークは完璧でしたが、リップには弱いかなと思いました。
864(濃いブラウン)はメイクのポイントに良い感じです。
208(ベージュ)はあまり意味がなかった気がします。買わなくても良かったかも。

「カランダッシュ 水彩色鉛筆」は家の近くの画材屋で「柔らかめの書き味の水彩色鉛筆をください」と言ったら出てきたものです。結果的には無難に使いやすいと思いました。

下書きする


まず未使用のチークブラシでホコリや汚れをはらいます。
カランダッシュの水彩色鉛筆の肌の色に近い色で薄く下書きをします。
・アイホールのライン
・二重
・眉毛
・唇の下のライン
の4点を引きます。二重と眉毛が大事です。左右対称で美しく仕上がるようにここでしっかりと決め打ちします。

シェーディングする


↑一度目立たない部分で色を確認します。

一般的なお化粧のようにシェーディングします。
使うものはチークブラシとパンパステル。
直に容器からブラシで取って、クロッキー帳のザラザラした面で粉を調整しながら乗せます。

影も入りますが、顎下や耳の後ろは入れておくと立体感増々なので入れました。鼻のサイドからアイホールへのくぼみ、目尻からこめかみにかけてにも入れました。自分でイラストを描くときに影を入れているところにはとりあえず入れました。
頭の前面部には入れましたが、後頭部は手を加えません。ウィッグについてしまうと思うので。

眉毛を描く


アイシャドウよりも先に眉毛を書きます。集中力があるうちに繊細な作業を先に行います。
眉毛は水彩色鉛筆ですべて行います。下書きの段階でほぼほぼ出来上がってしまったのですが、薄い色からはじめて、徐々に濃い色を使います。薄い色はボケボケで適当に書いて良いですが、濃い色で眉頭に若干毛感を出すラインを入れておくとキレイかな。

二重ラインを描く・アイシャドウを描く


一番濃い水彩色鉛筆で二重ラインをひいていきます。最後の方までしっかり引くとドールっぽい気がします。

アイシャドウは正直良い色が揃えられなくてナチュラルな感じになってしまいました。二重と目の間に濃い目にのせて、あとはぼんやりとのせましたが写真にするとわからない位になりました。
ホルベインソフトパステルを適当に削って、アイシャドウブラシを使いました。色選びが失敗だったかもしれません。あまりブラシにものってくれず手間取ってしまいました。

アイラインをひく


濃い色で目のキワにアイラインを引きます。まつげをつけたら隠れるかなとも思いますが、慎重に書いていきましょう。太さや色はメイクの好みによりますが、アイシャドウがナチュラルに仕上がってしまったので濃いブラウンであまり主張させずに仕上げます。

まつげを描く


下まつげにもつけまつげで立体的にする場合もあるそうですが、ハルモニアブルームくらいのデフォルメされたサイズ感なら描いた方が好きかなと思い、私は描きました。
色鉛筆で直感で描きました。あんまりガッツリではなくちょっとだけ。

血色感を足す

目のキワにピンクでラインを引きました。人間の粘膜部分がぼんやり見えると、情報量が多くて素敵な気がします。
チークも同時にソフトパステルをアイシャドウブラシでぼかしながら描いていきます。頬の一番出っ張っているところにふわっとのせるのが、人間のメイクで今っぽいのかなと思います。チークに関しては何が正解かわからなかったので、リアルな人間に寄せました。

リップがうまくいかなかった

リップがうまくいきませんでした。チークと同じ色のソフトパステルを使ってみたのですが、色が定着せずほぼほぼ素体です。唇の内側に色鉛筆で軽く色を付けましたが、逆にそこしか色みがないです。また後ほど色々調べてピンクベージュっぽい唇にしたいです。

ドールのメイクをやってみて


ドールのメイクをやってみて、人間のメイクよりも色々な部分に自分の思想を落とし込めて楽しいと感じました。今回パステルと水彩色鉛筆を使用したので、製品化されているようなパキッと美しいラインではなく、ナチュラルで優しい印象に出来上がりました。
何より「自分だけのドール!」というのが強く出るのが満足感がすごいです。

今回はとりあえずのメイクで、後々目を入れたりウィッグを被せてから印象の調整したいのでつや消しスプレーなどは吹かずに置いておきます。
ドールアイについては次の記事で