スポット

日帰り富山旅。女性3人1日で富山を満喫できるプラン

大阪と和歌山のバリバリ関西人の20代女性が私の出身県「富山」に来ました。
観光地の少ない富山県で楽しめるスポットを相談しながら行ってみたり食べてみたり。富山県観光を考えている方は、よければ検討してみてください。

まずどこに行きたい?

まず最初は打ち合わせをしました。
おすすめはあれど、とりあえず調べてもらってその意見をベースにプランを考えていきます。
今回は1泊2日。高速バスで早朝に来て、駅前のホテルに泊まり翌日夕方に買えるプランです。

黒部

黒部峡谷とか黒部ダムとか。富山観光といえばのメジャースポットですね。観光雑誌の表紙はだいたいここと言っても過言ではないでしょう。
富山駅からの経路だと時間がかかり、おおよそ丸一日かかるのがネック。

寿司・海鮮

2番めに上がったのが、「とにかく海鮮を食べたい!」という意見。
私も以前大阪に住んでいましたが、関西の海鮮はあまり美味しくないです。富山に帰省した際は毎食魚を選ぶくらい、富山の魚は美味しいです。

ブラックラーメン

3番めはブラックラーメン。これも有名ではありますが、地元の人はあまりオススメしない食べ物。
「富山県民はラーメンと言えばブラックラーメンなんでしょう?」という、地元の人が聞いたら誰もが否定する偏見を持たれていることもあります。
私は食べたくないです。

なにかを体験したい!

今回来る二人がクリエイティブ系なので、とにかく何か地元っぽいものを作りたいとのこと。

旅行当日

ということで、意見を基にプランを立てて観光していきたいと思います。

駅で朝食、環水公園でお散歩

6時開店の富山駅構内のおすびや源でおむすびを買います。
ちょっとお高いおむすびですが、鱒寿司で有名な源のお店です。お米のふんわり具合と具材と海苔のおいしさは折り紙付き。
私は鮭親子(鮭といくら)と梅おかかが私は好きですが、観光客の方にはぜひ黒とろろと白海老の天ぷらを食べて欲しいです。

朝食を食べたら富山県富岩運河環水公園へ。車で5分、歩いて10分ほど。早朝なので、駐車場も空いています。
過去に世界一美しいスタバに選ばれたというスターバックス富山環水公園店がある、景観の良い公園です。季節によってライトアップや花火などのイベントも行われている地域に愛されているシンボル的存在です。
天気が良い日にふらっとコーヒー片手のお散歩は非常に充実感があります。こちらのスターバックスは9時開店です。

富岩運河環水公園
住所:富山県富山市湊入船町1

立山信仰のテーマパーク「まんだら遊苑」


環水公園から来るまで南東に45分ほど走ると、立山曼荼羅の世界を五感で体験できる「まんだら遊苑」に到着。到着するまでの道も、市の中心部から自然を感じる山へと移り変わっていくので、都会から来た人には新鮮に感じたようです。

地獄から立山を上り、天界、天上界へ。立山信仰を体感できる一風変わったテーマパークとなっています。立山信仰について予め調べてから行くのがおすすめですが、立山博物館展示館で詳細を学ぶこともできます。

まんだら遊苑のみならおおよそ1時間から1時間半で回ることができます。

まんだら遊苑
営業時間:9:30~17:00
住所:富山県中新川郡立山町芦峅寺93-1
一般400円、大学生以下無料

個性的なコンビニ「立山サンダーバード」とアルペン村


まんだら遊苑に向かう途中の最後のコンビニとなるのが「立山サンダーバード」。一風変わったコンビニとして、地元の人には有名です。
何が一風変わっているかといいますと、オリジナルの食品!
富山県で親しまれている昆布〆は魚を〆ていることが多いのですが、こちらのお店では熊肉やしいたけ、イカの塩辛なんてものまで。
さらにサンドイッチやおにぎりも変わった具材が多く、お店のInstagramに多数掲載されています。

立山サンダーバード
住所:富山県中新川郡立山町横江6−1
営業時間:5:00~20:00


立山サンダーバードから車で1分ほど離れたところにある大きな施設は「立山あるぺん村」。
こちらはかなりベーシックな地域の食べ物が販売されています。立山や称名滝などに向かう観光バスもほぼ必ずここに停まっていきます。富山や長野の名物やお野菜、お土産を探すなら丁度よいスポットです。


アイスコーナーで塩ワッフルを買いました。おいしい。

立山あるぺん村
住所:富山県中新川郡立山町東中野新143−1
営業時間:8:00~15:00

糸庄のもつ煮込みうどんでお昼ごはん


まんだら遊苑を楽しみ、12時頃に富山市街地に戻ってきました。
お昼ごはんは富山市民の愛する糸庄のもつ煮込みうどん!
富山県はもつが有名というわけではないのですが、コチラのお店は県外の方にもおすすめしたくなるくらい美味しいのです。

おすすめのメニューは、持つ煮込みうどんに卵をトッピング。70円で卵がプラスされます。

グツグツと熱いピリ辛スープに、とろとろのお野菜と大量のモツが最高です!

糸庄
住所:富山県富山市太郎丸本町1丁目7−6
定休日:火曜日
営業時間:11:00~16:00 17:00~23:30 または11:00~23:30

体験!ガラス工房でオリジナルグラス制作


お昼をすませたら、富山ガラス工房でオリジナルのグラスを制作します。事前の予約が必須なので注意してください。

富山市は駅や中心部を歩いていると、ガラスが至るところに展示してあります。
富山は売薬さんが有名ですが、その製薬産業に伴って薬を入れるガラス瓶も製造していました。売約由来のガラス産業を活かすため、約30年にわたり富山市が「ガラスの街とやま」を目指したまちづくりを進めています。

体験はどんなグラスを作りたいかデザイン画を描き、先生の指導の元制作していきます。
サンプルを見ながら、「こんな形でグラデーションをこの色で入れる」といったデザイン画を描きますが、わかりやすく説明していただけるのでとても簡単です。

工房に入ると、ガラスを息で膨らましたり、道具を使って成形したりとかなり本格的な作業もさせてもらえます。ガラスは熱く危険な作業なので、こちらも先生のサポートがガッツリ入ります。危険のないよう作業を進めてもらえるので指示に従っていれば安心です。
ガラスは高熱なので、工房の気温もとても高いです。汗が気になる方は、替えのシャツやタオルを持っていくのがおすすめです。

体験は3人参加しておおよそ2時間弱。出来上がったグラスは一週間で完成しますので、直接取りに行くか追加料金を支払って郵送も可能です。

富山ガラス工房

本格コーヒーで一服


体験を終えたら小休止。富山の中心部である総曲輪に向かいます。次の目的地への移動を踏まえて、ここで一度休憩します。

近くを通るだけで、香ばしい匂いが漂ってくる「まめやコーヒー」に向かいます。こちらのお店は、こだわりのコーヒーとケーキなどのお菓子が味わえるほか、焙煎されたコーヒー豆の量り売りもしてくれる本格派。相談すれば、コーヒーの好みに合わせておすすめしてくれるので、詳しくない方でも安心して楽しめます。

今回は、先程の体験で体が物理的に暑くなったのでコーヒーフロートを注文。
アイスとコーヒーの組み合わせが、贅沢ですよね。コーヒーとアイスが混ざってシャリシャリとした部分が好きです。

まめやコーヒー

美しい建築と美しい展示。キラリとガラス美術館

まめやコーヒーから徒歩数分。独特の美しい建築が目に入ります。こちらの建物は「TOYAMAキラリ」。

建物の中には、富山第一銀行の本店や富山市立図書館、富山市ガラス美術館が併設されています。図書館と言っても侮るなかれ、他にはない有機的なデザインの内装に目を奪われます。美しい吹き抜けはフォトスポットとしても有名。
ガラス美術館は常設展示のみであれば、200円で展示品もそこまで多くないのですが、頻繁にイベントや特設展示が行われているので合わせてチェックしてください。
常設も展示数が少ないまでも、様々な角度から楽しめる美しい作品ばかりなのでじっくり見始めたら止まりません。

2階にはショップもあるので、こちらでも富山のガラスや工芸を感じられるお土産を買うことができます。

富山のお土産といえばここ!とやマルシェ

観光を終えたら、一番のお土産スポット「とやマルシェ」へ。
こちらは駅に併設されているので、アクセスしやすくお土産を買ってそのまま帰宅できる便利な施設。メジャーなお土産はすべてここで手に入ると言っても過言ではないでしょう。

駅直結のお寿司はすし玉で


ここまで海鮮を食べることなく観光してきたので、夕食はお寿司をいただきます。とやマルシェ内にはいくつかの飲食店が入っていますが、その中で一際混雑してる「すし玉」でお夕飯を。
こちらは地物やとれたてのお魚をラインナップしている、地元でも愛されるお寿司です。値段も手頃なのに、とても美味しいです。また、海老の頭などで出汁をとったお味噌汁が無料サービスなのが非常に嬉しい!

今回は「朝とれ地物盛り11貫」を注文。女性ならこちらだけでお腹いっぱいにしてくれます。どのネタも新鮮で、さらにこれだけ揃って1,500円というコスパの良さも魅力!
白海老やホタルイカをはじめ富山の魅力を凝縮した11貫!おすすめです。
時間帯によっては少々並びますので、その点はご注意ください。

まとめ

こんな感じで丸一日。19時くらいに解散しました。
氷見番屋街や高岡を回るルートも楽しそうなので次回挑戦のタイミングがあればやってみてレポートしたいと思います!