一時期爆発的に流行り、LINEスタンプやSNSからグッズ化やカフェ化をしてとてもお金を稼いでいそうなクリエイター。1個あたり最低価格の31円だとしても1,000個売れれば3万円は超えますし、副業としても話題になりました。
それなら、今からはじめて「ボロ儲け!」と行くと思いますか?単純にLINEスタンプを作っただけで、お金が稼げるのかというと、それは甘い考えです。
ファンがいないと厳しい
フォロワーが2桁しかいない弱小クリエイターでは、たいしたお金になりません。配信後4日ですが、現在の収益は知人何人かとたぶん知らない人程度。金額でいうと、朝ごはんとお茶をコンビニで変える程度です。
検索では埋もれる
2018年5月の段階でクリエイターズスタンプは130万セットが販売中だそうで、それだけあると、よっぽど特殊な題材を選ばない限り埋もれてしまいます。
「犬のスタンプを作って売ろう」と思うと、どれだけの量のスタンプと競争することになるかわかりません。アプリから「犬」でスタンプショップを検索すると「クリエイターズ(5000)」と表示されます。犬を題材としたクリエイターズスタンプの5000件から検索しますよということです。
5000ぴったりは怪しいと思い、猫でも検索してみると同じく(5000)と表示されます。おそらく表示上は5000セットでカンストなのでしょう。
ちなみに、私が先日制作したスタンプは「ロボット」が題材だったので、ロボットで検索したところ(4333)でした。
ロボットという微妙なワードでもこれだけの数があるのです。
ストア外からの流入
検索からの流入を狙うのはなかなか難しいことがわかると思います。
となると、別の場所からの流入が重要になってきます。つまり、SNSでの宣伝です。TwitterやFacebook、Instagramなどで宣伝することはとても有効。フォロワーは多少なりとも自分のファンなので、買ってくれる可能性が高いお客様となります。これもフォロワーの人数にもよるので、とにかく自分の作品でバズってファンを増やさないと”バカ売れ”は難しい状況です。
ジワ売れしたいなら
「バカ売れしなくてもいいから、ちょっとずつ売れてほしい」という人は、とりあえずスタンプ数の少ないワードを調べてそれを題材としたものを作成すれば売れるかもしれません。
「カマキリ」で調べると47件しか引っかからないので、熱狂的なカマキリ好きの方が買ってくれるかもしれません。とにかく見られやすいワードを選ぶことが大事です。
売れたい目的が主ではない
LINE的にも、以前は禁止だった写真を使ったスタンプを解禁したり、写真を加工してスタンプにするツールを公開したりと、現状の利用者の要望を満たし長く使ってくれるツールになるような施策が見られます。
そもそもLINEスタンプの販売形態自体も、新着スタンプをアピールしてくれるわけでもないので新規参入しにくいです。
一発当てて儲けようと思うなら別の媒体のほうが効果的なのではないでしょうか。
私の結論としては、LINEスタンプは儲からない。