土木関係や農業関係など、長靴を長時間履き続ける必要がある方は常に水虫になるリスクを背負っています。私の父も土木関係なので、若い頃からずっと水虫と付き合って生活をしています。
水虫の原因とは?
水虫とはどんな病気なのでしょうか。
簡単に水虫について説明すると、白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が皮膚に寄生することで起こる病気です。
高温多湿を好む菌であることから、主に足に発生することが多いそうです。
なぜ足に発生しやすいのか
高温多湿を好むので、ムレやすい場所に発生することはおわかりかと思いますが、体の部位で最もムレやすいのは足です。覆っている場所が多く、通気性を意識しづらい靴が原因です。
ムレやすいとはいえ、胴体部分は通気性の良い肌着を着ることで風通しもよく、服の形状的に動けば多少は通気します。
靴は、その靴の素材や使い方によってはずっと履きっぱなしでムレっぱなし。高温多湿の最悪な環境を簡単に生み出すことができるのです。通気性の悪い素材を使用すると湿気が逃げる場所が靴の履き口にしかなく簡単にカビや菌が繁殖しやすい環境を作れてしまいます。
とにかく長靴は危険
水虫になる危険性の高い靴はもちろん長靴。
長靴は防水性を高めるためにゴムで作られているものが多いです。外から水が侵入するスキのないゴムは、もちろん中から外に水分を出すことができません。特に作業用の長靴となると、履き口から水が侵入しないように口を絞れるものもあります。こうなってしまうとどこからも湿気を逃がすことができず、菌の繁殖にうってつけの環境を作り上げてしまいます。
長靴でも水虫になりたくないなら
「長靴を毎日のように使わざるを得ないけど、水虫になりたくない」そんな方向けに、対策を書いていきます。
まず、2足以上用意することが重要。
若干のお金はかかりますが、これが最も効果的で楽です。長靴は構造上湿気が逃げづらくて一晩おいても完全に乾燥することが難しいです。ムレた靴の中の環境を整えて菌が繁殖しにくい状況で長靴を使用するのがポイントになります。
1足しかなくても毎晩しっかり乾燥させて履ければ良いのですが、仕事が終わって靴の手入れを毎晩行って寝るのは非常に大変なので2足持つことがおすすめです。
靴の中が乾燥せず、菌が繁殖しやすい環境を維持してしまうと水虫になる危険性が上がってしまいますよ。
次に、乾燥剤の使用をおすすめします。
何度も使える乾燥剤を靴の中に入れることで除湿を簡単にできます。脱いだ長靴の中に入れておくだけで良いので非常に簡単です。上で挙げた2足を交互に履くのと併用しても良いですね。
私がいつも使用しているのはこちら。何回使っても干すことで再使用できるのが良いです。
他にも水虫の危険が高い靴は?
長靴は、ゴム+丈の長さという点が非常に水虫に適した条件となっていました。ここまで明らかに危険な靴以外にも、水虫のリスクにつながりやすい靴の種類はいくつかあります。
合成皮革の靴
合成皮革素材の靴は、通気性の高いものではありません。単純に悪いとは言いませんが、生地や本革で作られたものよりは通気性が劣ります。スーツでのお仕事の方でも水虫になることがありますが、合成皮革のビジネスシューズを毎日履き続けることが原因として大きいかと思います。
こちらに関しても
・2足以上をローテーション
・乾燥剤等でしっかり除湿
が良いと思います。
まとめ
以上、水虫になりたくなければ
・2足以上をローテーション
・乾燥剤等でしっかり除湿
こちらを厳守することのすすめでした。
男性だけの病気かと思いきや、女性もかかる病気です。
同じ靴ばかり履いてしまう、通気性の悪いムレる靴を履いてしまう方は要注意です!