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リングフィット アドベンチャーはフィットボクシングをより楽しくゲーム的に仕上げた良作


フィットボクシングをなんだかんだ5ヶ月ほど続け、ちょっとだけ体重を落として肩こりを解消した私です。リングフィットアドベンチャーという任天堂の新しいフィットネスゲームの情報に即買いしました。
フィットボクシングでの不満点を見事に解消したリングフィット アドベンチャーをゲーマーであり運動不足のPCワーカー視点からレビューしていきます。

フィットボクシングの不満点を解消したゲーム的なフィットネス


まず、ゲームとして面白くなりました!

フィットボクシングの不満点
・淡々とこなしている感があり楽しさはあまりない
・毎回前後に同じ体操をさせられてすごく飽きる
・ステップ等足を動かす必要がある動作が強制的に組み込まれてしまい、そのメニューを避けるためにバストアップやウエストシェイプなどの特定のメニューばかりすることになる
・音ゲー的な画面に流れるパネルに合わせてジャブをうつなど、画面を見ていないとできない

こんな感じのフィットボクシングの不満点をうまく解消してくれたと思います。

ストーリーでとりあえず継続したくなるアドベンチャーモード


「アドベンチャーモード」ではストーリーを追いながら、移動やジャンプ、ターン制のバトルのたびに運動要素を取り入れています。
マップを進むためには、十字キーを押すのではなく実際にジョギング(静かに運動したい人はモード変更でスクワットに変更できる)をすることでキャラクターがマップを進みます。ジャンプやマップギミックのために付属されているリングを押し込んだり引っ張ったりといった動作をすることになり、ゲーム中はコントローラーで操作するのではなく実際に肉体を使ってキャラクターを動かします。
バトル操作も普通のゲームは「攻撃」や「魔法」を選ぶことで先頭を進めますが、スクワットや腿上げの運動で攻撃をします。運動の精度を評価し、しっかりできていれば一回の攻撃のダメージが上がり、うまくできていない場合はダメージが下がるので先頭が長引きます。恐ろしいゲームです。

ストーリーはリングの妖精と協力して、悪いドラゴンを倒すというシンプルな内容。
それでもストーリーを終えるという目標ができるので、とりあえずフィットネスを継続する理由になってくれると思います。まだストーリーの途中なのですが、ストーリーを見終えるまでにはある程度自分の中で習慣化されるのではないかと思います。

任天堂らしさのあるこだわりあふれる楽しいデザイン


任天堂らしいグラフィックに仕上がっています。
派手な配色で視覚的に楽しく、キャラクターもかわいくよく動きます。
特に自分の分身となる主人公のキャラクター。トレーニングごとに重点的に筋肉を使っている部分が燃え上がるというデザインで、これがとても秀逸です。
「ここまで足を上げるのがベスト」ということが視覚的にわかりやすいです。画面を見ていると「まだ完全に燃えていないから、もうちょっと足を上げよう」と気づけます。それと同時にSEも同じ効果を持っています。最も良い判定をもらえたときは気持ちの良いSEが鳴りますから、画面をずっと見ていられない運動をしているときも把握しやすい。

音にも配慮したサイレントモード


フィットボクシングは良いゲームなのですが、ステップなど足を使った動作はどうしても周囲への音が気になってしまいます。マンションに住んでいる人も多く、騒音への配慮はとても大切ですよね。

リングフィット アドベンチャーに導入されているサイレントモードは今の生活に合わせた配慮がされた結果だと思います。
本来はジョギングでキャラクターを動かすのですが、サイレントモードにするとジョギングではなくスクワットになります。正直スクワットのほうが運動としてはきついです。

色々聞いてくれる親切設計


ゲームなのに、プレイヤーに様々なことを尋ねてきます。「運動負荷は丁度良いですか?」「今回負荷を上げましたが辛くないですか?」「今日はクールダウンの体操をしてから終わりますか?」と細かく、ゲームがプレイヤーの適正であるかを確認してきます。
説明不足と言わせないほど、トレーニングの動作についても細かく何度もお手本を見せてくれます。プレイできない期間があくとわからなくなってしまうのでとても親切ですし、トレーニングの数が豊富なのでわからなくなりがちなので助かります。

鬱陶しくないのが素晴らしい


個人的に感じるのは継続するときに鬱陶しく感じない設計だということ。
毎日行うようなゲームはたいていキャラクターが「最近会えないのさみしい」「継続できてえらい」のようなことを伝えてきます。メンヘラの彼女のように。

リングフィットアドベンチャーは、なんなら毎日やらなくてもいいと言ってきます。
筋肉は休ませることも大事なので、「今日はめんどくさいからやらない」を肯定してくれます。

それでもフィットボクシングを継続する意味


リングフィットアドベンチャーの良いところを散々あげましたが、フィットボクシングを合わせることでより効果的な運動を行えます。
無酸素運動を最初に行い、有酸素運動を行うのが効果的と言われています。
リングフィットアドベンチャーはいわゆる筋トレメイン。無酸素運動です。それに対して、フィットボクシングは有酸素運動。この2つを組み合わせてメニューを組むことで運動効果を上げることができます。
筋肉をつけたい!という目的であればリングフィットアドベンチャー単体でも十分ですが、ダイエットを考えるならフィットボクシングを組み込んだメニュー作りをしてみるのもオススメです!

運動量の少ない普通の会社員の私は、リングフィットアドベンチャー15分+フィットボクシング25分のメニューで行っています!

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